不二バイオファームでは、発芽そば発酵エキスを原料とする「そばの芽ぐみFBP-100」のほか、ニンニクスプラウトにアスタキサンチンを配合した「アスタニン」というサプリメントをラインナップしています。
原料であるニンニクスプラウトには、大分県にあるグループ会社で生産・加工されたものを使用しています。そばの新芽と同様、ニンニクスプラウトも水耕栽培で育てられています。厳選したニンニクの球根を発芽させた後、完全遮光の環境で育てて、約2週間後に収穫しています。ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの栄養成分が、バランスよく豊富に含まれています。
にんにくスプラウトの水耕栽培
ニンニクには、さまざまな生理活性があります。代表的なものは、滋養強壮効果です。ニンニクの機能性成分として挙げられるのが、「S−アリルシステイン」「シクロアリイン」「ジアリルトリスルフィド」などです。順に、抗酸化作用、血中中性脂肪低下作用、抗ガン作用のある成分として知られています。
1990年に米国の国立癌学会にて行われた「デザイナーフーズ・プロジェクト」でニンニクは、公開された約40種類の野菜の中で1位に選出されています。ガン予防を目的とした同プロジェクトは、野菜などに含まれる機能性成分を特定して、加工食品の原料として加えることを目的として実施された疫学調査です。抗ガン作用で注目を集めたジアリルトリスルフィドはその後、多くの機関で研究の対象となりました。
「S−アリルシステイン」「シクロアリイン」「ジアリルトリスルフィド」は、ニンニクよりもスプラウトに多く含まれることが、私たちの研究でわかっています。さらに、抗酸化力を比較する実験を行ったところ、「SOD」「ヒドロキシラジカル」「一重項酸素」といった活性酸素を除去する能力は、ニンニクスプラウトがニンニク、黒ニンニクを圧倒していることが確認されました。ストレスや紫外線などで増える活性酸素は、老化や病気の原因の一つといわれています。ニンニクスプラウトは、細胞にダメージを与える活性酸素の害から体を守ってくれるというわけです。
アスタニンには、ニンニクスプラウトとの相乗効果が期待されるアスタキサンチンも配合されています。カロテノイドの一種であるアスタキサンチンは天然の赤い色素成分で、エビやカニ、サケなどに多く含まれています。抗酸化力が強く、活性酸素のうち一重項酸素に対する働きが特に優れています。実際、ビタミンEの110倍、緑茶カテキンの560倍、コエンザイムQ10の800倍、ビタミンCの6000倍の抗酸化作用が認められています。
詳細記事は不二バイオファームnoteにも掲載しています。
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