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発芽そば発酵エキス 最新論文のご紹介

2022.06.08

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発芽そば発酵エキスと間質性膀胱炎

日本機能性食品医用学会より2021年8月10日に刊行された『機能性食品と薬理栄養』(Vol.14 No.7)に、「発芽そば発酵エキスの排尿障害に関する機能性」と題する論文を投稿しました。投稿者には、弊社常務のほかにも酒本貞昭先生(敬愛会中村病院・大分県別府市)、影山慎二先生(かげやま医院・静岡市)、山田静雄先生(静岡県立大学大学院薬食研究推進センター)が加わっています。

私たちは、「皆様の健やかな暮らしをサポートしたい」という信念のもと、発芽そば発酵エキスの改良や学術的な研究を続けてきました。公開された論文は一つの成果です。今回の記事では、発表されたばかりの論文のポイントを簡単にご紹介します。

発芽そば発酵エキスは、そばの新芽の青汁を乳酸菌で発酵して得られるエキスです。原料には、不二バイオファームで水耕栽培しているそばの新芽を用いています。発芽そば発酵エキスには、特徴的なフラボノイドを含むポリフェノール類やアミノ酸などが含まれています。本態性高血圧のラットを対象とする実験では、発芽そば発酵エキス1%餌料によって血圧の上昇を有意に抑制できることが確認されています。

また、身近な愛用者からは、花粉症や喘息などのアレルギー性の症状が改善したという報告を受けています。アレルギー症状を引き起こす「ヒアルロニダーゼ」という酵素の働きを阻害した結果と考えられています。ヒアルロニダーゼ阻害の効果を検証したところ、発芽そば発酵エキスには、そばの新芽の青汁の7倍の活性があることがわかっています。

症状を示すスコアを改善、満足度も9割

実際に、間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の患者さんを対象とする試験を実施。静岡県立大学大学院薬食研究推進センターが中心となり、中村病院の酒本先生とかげやま医院の影山先生の協力のもと、試験には両院から10人ずつ、計20人(内2人ドロップアウト)の患者さんが参加しました。発芽そば発酵エキスの入ったソフトカプセルを1日4粒、12 週間摂取してもらうという内容の試験です。

試験では、0週、4週、8週、12週で来院してもらい、自覚症状質問票にてOABSS (過活動膀胱症状)、IPSS((前立腺肥大症およびそのほかの下部尿路症状質問票)、 OABSS-Bother(過活動膀胱困窮度)、間質性膀胱炎症状スコア、間質性膀胱炎問題スコア、VAS (自覚している痛みの程度を示すスコア)、患者さんの印象、排尿回数(昼間、寝てから朝まで)、最大我慢尿量(4週ごとの受診前に紙コップで計測) を測定しました。

その結果、昼間排尿回数、夜間排尿回数、間質性膀胱炎症状スコア、間質性膀胱炎問題スコアで有意な改善が認められました。さらに、痛みを評価するVASのスコアも改善。患者さんからの印象は、「とてもよい」が1例、「よい」が 15 例という回答で、「よい」以上の評価は18人中16人という結果となりました。

 

私たちは、発芽そば発酵エキスは間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の治療の助けになると考えています。有効成分やメカニズムなどを明確にするために、さらなる研究を続けていく方針です。

さらに詳しい内容は不二バイオファームのnoteでもご紹介しています。

最新の論文をご紹介 発芽そば発酵エキスの併用で間質性膀胱炎の病状が改善|不二バイオファーム|note

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